まだまだ実態がよくわからないという点から、オンラインビジネスと聞くと「怪しい」と思う人も多いようです。(実際「オンラインビジネス 怪しい」という組み合わせのキーワードは検索数が結構あります。)
今回の記事では、オンラインビジネスは怪しいのか?オンラインビジネスと同じような意味で使われている「ネットビジネス」という言葉との違いについても比較して考えてみたいと思います。
オンラインビジネスとネットビジネスは同じもの?
結論から言うと、オンラインビジネスも、ネットビジネスも、インターネット上で完結するビジネスの総称なので、言葉の意味は同じです。
ネットビジネスはインターネットビジネスの略として使われています。
いずれも、特定のビジネスモデルを指すものではなく、ビジネスの総称として使われており、オンラインビジネス/ネットビジネスの中には、様々な業種・職種のお仕事があるわけです。
ネットビジネスが怪しいと思われるのは「ネットワークビジネス」と混合されがちだから説
オンラインビジネス=ネットビジネス(インターネットビジネス)だということはわかりましたが、なぜそれが「怪しい」に繋がるのか?
それは「ネットビジネス」という言葉が「ネットワークビジネス」と名前が似ていて、混同している人が多いからという説があります。
誤解がないように説明すると、「インターネットビジネス」と「ネットワークビジネス」は完全に別物です。
「ネットワークビジネス」とは、インターネットではなく、ネットワーク(人と人との繋がり)を利用したもの。商品の購入者が広告塔となり、商品購入のための宣伝や営業活動を行い、宣伝・営業の実績に応じて、紹介料などの報酬をもらえるようなシステムです。
ネットワークビジネスは勧誘の仕方が強引だったり、紹介報酬のためだけに商品の押し売りをする人がいたり、商品自体は良いものでも、人を紹介することを強要されて嫌になってしまったり、とあまり良い噂を聞きません。
実際に、人間関係やビジネス関係でのトラブルも多いことから、「ネットワークビジネス=怪しい」というイメージがついてしまっているのでしょう。
オンライン/ネットビジネスが怪しいと思われるのは価値を見出しづらい商材が多いから説
続いて、ネットワークビジネスと混合はしているわけではなく、そもそもオンラインビジネス・ネットビジネス自体が怪しいを思っている人も少なからずいるでしょう。
その理由として考えられるのは、オンラインビジネスで販売している商品の内容によって、価値を見出しづらいものが多いからというのもあるかもしれません。
例えば、動画教材・情報商材などの商品は、出版社や販売会社を通さなくても、個人や小規模企業が直接販売することができるので、実際に買ってみたら価格の割に全く価値がなくて詐欺にあったような気持ちになった、とか、高額なオンラインセミナーに参加したけど中身は大したことがなく、お金を無駄にした、など。
個人や小規模でも簡単に提供できるからこそ、商品・商材の質というのもピンキリで、価格の割に質の低いものも多いことから「怪しい」「詐欺だ」と思われてしまうというのは納得ができますね。
オンラインビジネスが怪しいと思われるのは広告収入が法外な高さだから説
オンラインビジネスの中でも、例えばYouTuberやアフィリエイターなど企業から広告収入を得ている人たちは、その収入額が何百万円、何千万円にもなることから、「稼ぎすぎてて怪しい」と思われることが多いです。
事実、企業がかける広告費というのは何百万円、何千万円にもなり、昔はテレビCMなどに注ぎ込まれていた費用が、今はインターネットユーザーの増加により、インターネット(WEB)広告に充てられるようになってきました。
そのため、インターネット上で影響力を持つこと(インフルエンサーになること)で、個人でも多くの広告収入を得ることが可能になったわけです。
一般的な会社員にとって、毎月数百万円、数千万円という収入は現実的ではないため、「怪しい」と思われてしまうのかもしれませんね。
「よくわからない=怪しい」で終わらせずにしっかりビジネスの仕組みを理解しよう
「怪しい」という言葉の中には「よくわからない」「理解できない」と思う気持ちも含まれているので、オンラインビジネスについても、しっかりとビジネスの仕組みを理解していない限り、今後も「怪しい」と言う人、思う人は一定数出てくるでしょう。
でも、著しく変化・進化していく時代において、インターネット世界と関わることはもはや必至。世間一般の「怪しい」に惑わされずに、オンラインビジネスの仕組みをしっかりと理解した上で、上手く取り入れてお仕事をしていくことが重要です。