デキる経営者の右腕・プロの裏方として、オンライン上の動線づくり・仕組みづくりを徹底サポートするお仕事「オンラインビジネスクリエイター」。
オンラインビジネスクリエイターとしてお仕事をしていく上で、絶対的に備えておきたいスキルの一つとして『ランディングページ(LP)制作スキル』があります。
ただし、一言にランディングページ(LP)と言っても、オンラインビジネスクリエイターとしてWeb制作会社やWebデザイナーが作るような、見栄えの良い・完成度の高いLPを目指す必要はありません。
今回は、クリエイターとして、ランディングページ(LP)制作の目的を、「作ること」ではなく、その先の「マーケティング」に設定することの重要性についてお話ししたいと思います。
ランディングページ(LP)を作る目的とは?
そもそもランディングページを作る理由や目的は、商品・サービスの特徴や、クライアントの状況によって異なります。
- 商品・サービスの購入やお申し込みに繋げるため
- 商品・サービスに関するお問い合わせに繋げるため
- 商品・サービスの存在を知ってもらうため
- 本商品・サービス購入前のお試し商品の紹介
- 本商品・サービス購入前の無料相談の提案
すでに認知度が高く、制作に予算も多くかけられる企業のランディングページなのか、まだまだ認知度は低いものの、ビジネスのターゲットがしっかり定まっている小規模ビジネス(個人起業家)のランディングページなのか、そして商品・サービスの価格帯などによっても、LPの作り方や目的は大きく変わってきます。
小規模ビジネス向けのランディングページの特徴
小規模ビジネスを相手にお仕事をすることが多いオンラインビジネスクリエイター。
では、小規模ビジネスや個人起業家のランディングページにはどんな特徴があって、何を目的として制作を進めていけばいいのでしょうか?
まずは上手くいっている個人・小規模ビジネスの特徴をいくつか挙げてみます。
- 認知度は高くないが、商品のターゲットが明確に絞られている
- 商品単価・顧客単価が高いので、たくさん売る必要がない
- スキルや経験を売りにしていることが多く利益率が高い
上記のことから、ランディングページの目的は、明確に絞られたターゲット層に見つけてもらい、その中の数人が確実に商品を購入してくれることで、高い利益率を得ることだということがわかります。
マーケティングを目的としたランディングページ制作&運用
上で説明したように、小規模ビジネスのランディングページの目的は、多くの人に見てもらい、認知度を一気に上げるようなものではなく、明確に絞られたターゲット層に届くものということになります。
つまり、見栄えが良く、デザイン性や話題性に富んだ、いかにも万人受けしそうなLPを目指す必要は全くないということです。
さらに、単価が高い(10万円〜百万円単位のものまで)商品を取り扱っていることが多いですが、上手くいっている起業家・経営者は、決していきなり高単価商品を売ろうとはしません。
しっかりと筋道を立てて、まずは無料や安価で手に取りやすい商品・サービスを用意して、そこから信頼関係を構築しながら徐々に高単価商品へと自然なかたちで誘導していくのです。
このように、顧客の商品への興味の段階を確認しながら、時間をかけて着実に商品購入へと導いていくことを、マーケティング用語では「2Step(3Step)マーケティング」や「ダイレクトレスポンスマーケティング(DRM)」と呼びます。
この「マーケティング」を行うことを目的としているので、ランディングページ制作側としても、作ることだけでなく、このLPがどのように運用されていくのかをしっかりと理解する必要があるのです。
マーケティングを目的としたランディングページは公開してからが始まり【スピーディー制作】
小規模ビジネスのランディングページはマーケティングが目的。ただし、マーケティングの世界に答え・正解はありません。トライアンドエラー・PDCAあるのみです。
そのため、制作にやたら時間がかかったり、制作部分だけに多くの費用をかけるわけにはいかないのが、小規模ビジネスの起業家・経営者の現状なのです。
そのため、最近では起業家・経営者自身で作成ツールを使ってランディングページを作れてしまう人もどんどん増えてきています。でもやはり自分で作るとなるとそれなりに時間や労力がかかってしまうので、時間が命の起業家・経営者にとっては、大きな負担となってしまうんですよね。
こんな時に、マーケティングをしっかり理解しているクリエイターが、スピーディーにランディングページを制作してくれたら、ものすごく助かる!喜ばれるんです!
まずは作ってみて公開して、そこから反応を見ながら検証・改善をするところまでサポートができるのがオンラインビジネスクリエイターの強みです。
マーケティングを目的としたランディングページは複数の制作が必要【セット制作】
小規模ビジネスでは、利益率や単価が高い商品を売っているが、いきなり高額商品を売ることは決してないというお話をしました。
最終的に高単価商品(本命商品・バックエンド商品とも呼ばれる)には繋げるものの、最初の段階では、無料もしくは手の届きやすい価格帯の商品(お試し商品・フロントエンド商品とも呼ばれる)も用意してあるわけです。
つまり、この高単価商品のLPだけでなく、そこに繋げるためのお試し商品や無料で提供しているサービスのLPも必要になってくるということ。これをわかった上で、ランディングページのセット制作を提案するのがおすすめです。
商品の価格や内容によってランディングページの中身・見せ方・コンテンツ量も変わってくるので、上手く調整しながら2〜3ページのセットでランディングページ制作を提案することで、単価も上がるし、専属のLP制作ポジションも狙いやすくなるでしょう。
まとめ
以上、今回の記事では、小規模ビジネスを相手にするオンラインビジネスクリエイターとして、ランディングページ(LP)制作の目的を、「作ること」ではなく、その先の「マーケティング」に設定することの重要性についてお話ししました。
マーケティングがわかるLP制作者になって、デキる起業家・経営者から選ばれるクリエイターになりましょう!