デキる経営者の右腕・プロの裏方として、オンライン上の動線づくり・仕組みづくりを徹底サポートするお仕事「オンラインビジネスクリエイター」。
オンラインビジネスクリエイターとしてお仕事をしていく上で、絶対的に備えておきたいスキルの一つとして『ランディングページ(LP)制作スキル』があります。
ランディングページ(LP)には様々な作り方や構成がありますが、今回はその中でも、オンラインビジネスクリエイターにおすすめの『記事LP』についてご紹介したいと思います。
記事LPとは?
記事LPというのは、Webメディアやブログなどの記事と似ているフォーマット・デザインで作成されたランディングページ(LP)のことを指します。
文章がメインで構成されるLPなので、読み物のように読み進めていき、読者の興味や関心を引きながら、より自然なかたちで商品やサービスの紹介をすることができます。
一般的なLPと記事LPの違い
一般的な商品販売・サービス紹介のLPは、画像が多かったり、デザイン性やインパクトを重視していたりと、『ザ・広告感』を感じる方も多いので、すでに認知度が高い企業や、顕在顧客が多いビジネスには向いているでしょう。
逆に、まだ認知度が低い個人・小規模ビジネスの場合は、記事LPを活用して、ザ・広告感をおさえて、潜在顧客のニーズにアプローチすることが効果的です。
上記の潜在顧客のニーズとして、記事LPでは、読者が抱えている悩みや課題を解決するために役に立つ知識や情報を文章化・コンテンツ化していきます。
ただ、商品を紹介するのではなく、記事を読むことで、悩みや課題の解決のヒントに繋がり、その悩みを解決する方法が、商品・サービスとしっかりと繋がっていること、記事LP全体の整合性が非常に大切なポイントになります。
記事LPのメリット・デメリット
ここからは記事LPのメリットとデメリットをご紹介していきます。
記事LPの5つのメリット
まずはメリットから見ていきましょう。
【1】商品と相性の良い顧客にだけ届けばいい
記事LPは、大手企業などが不特定多数に向けて発信するLPとは全く違い、個人や小規模ビジネスが、絞り込んだターゲットに向けて届くように活用するLPです。
読んでほしいターゲットを絞り込める分、拡散する労力や、広告費を減らして、特定の人に響くような作り込み(カラー設定や素材の選定)に注力できます。
【2】読み込んで納得した人が行動を起こしてくれる
記事LPは、読者が納得した上で、自ら行動(申し込みや問い合わせ)を起こすように作られているので、文章の中で下手な売り込みや説得をする必要がありません。
しっかりと読み込んだ上で問い合わせや申し込みをしているので、購入前にすでに商品のことをよく理解してくれているお客様が多いのもありがたいですね。
【3】価格の高い商品の紹介に適している
記事LPをしっかりと作り込んで、必要としている人に見つけてもらうことができれば、購入に勇気が必要な単価の高い商品・サービスでも(数万円から100万円以上)、紹介・販売に繋げることができます。
【4】文章スキルや伝える力があればデザイナーに頼まなくても自作できる
起業家・経営者の中には、天性的、もしくはご自身で努力されて、文章構成・伝える力・コピーライティングのスキルを習得していたり、完璧な文章ではなくても、相手の心に響くパッションを感じる文章を書く方が多くいらっしゃいます。
そして、LPが自作できる便利なツールもたくさんあるので、文章力があってツールが使えれば、デザイナーやライターに依頼することなく、起業家・経営者自身が記事LPを自作して、制作費などをおさえながら、効率よく成約に繋げることができます。
【5】トレンドにこだわる必要がなく、長期的に何度でも使い続けられる
一般的なLPのように、大多数向けのLPではないので、デザイン・インパクト・トレンドにこだわる必要はありません。
記事LPは、一度しっかり作り込んだら、長く大切に何度でも繰り返し使い続けられるLPになれるでしょう。
デメリット
続いて、デメリットも見ていきましょう。
【1】文章構成やライティングが苦手だと薄っぺらい内容のLPになってしまう
メリット部分でもお伝えしたように、完璧な文章である必要はありませんが、人の心に響く言葉選びや文章構成が非常に大切です。
商品・サービスのことをどれだけしっかり深掘りできているか、ターゲットかしっかり絞れているか、ビジネスへの愛や情熱があるのか、などは文章にもあらわれますので、薄っぺらい記事LPにならないように魂を込めて作りましょう。
【2】しっかりと読み込んでもらえず離脱される可能性が高い
記事LPは基本的にボリュームのある文章メインのLPとなるので、読み進めていく中で、文章があまりにも読みにくかったり、内容に矛盾が生じると、途中で飽きてしまい離脱する人が非常に多いです。
読み手の立場に立って、最後までスムーズに読み進めてもらいやすいような文章構成や、読みやすさの工夫が大切です。
【3】プロの業者に丸投げで頼むとかなり費用が高い
記事LPを作りたいけど、なかなか自分の商品・サービスを自分で上手く言語化できないから、ライティングまで全て含めて外注したいと思う人も多いでしょう。
ただし、記事LPの場合、その商品・サービスのことを本当に正しく理解した上で、読者の心理にはたらきかける文章構成や、コピーライティングスキルが必要になり、それをプロの業者に頼む場合、ものすごく高い費用がかかります。
LPのボリュームが多い場合は、一般的なLPよりも高額になるかもしれません。(1ページあたり数十万円することも)
クリエイターが記事LPを制作するメリット
最後に、オンラインビジネスクリエイターとして起業家や経営者を相手に記事LP制作を仕事にするメリットについてもお伝えしたいと思います。
デザインやコーディングの知識やスキルが不要
基本的に記事LPの場合は、文章や画像を使ってシンプルなデザイン構成で制作するので、デザインやコーディング(プログラミング)の知識やスキルは必要ありません。
ノーコードで制作できるLP作成ツールを活用できればOKです。
ライティングが上手なクライアントから構成を学びながら制作ができる
文章のプロではないけれど、人の心に響く素晴らしい文章を書く起業家・経営者はたくさんいます。SNSなどの発信を見ても、インフルエンサーじゃなくても、なぜかこの人の言葉は心に響く、信頼できる、という人っていますよね。
そういう言葉の使い方・伝え方が上手な起業家・経営者をクライアントにして、LP制作を受けると、LPを作りながら、その人の言葉の選び方、文章構成の仕方を一番近くで学ぶことができるわけです。
これはクリエイターとして非常に勉強になるし、成功者から学べるオイシイポジションだなと思いますね。
クリエイターとして記事LPのライティングスキルを習得すれば単価が一気に上がる
文章構成スキルやライティングスキル(言語化・伝える力)は、才能・センスというより、努力や習慣化でいくらでも上達することができます。
このスキルを習得して、記事LP制作のライティングから担当することができれば、単価も上げることができるし、クライアントに気に入ってもらえれば専属のLP制作担当として、長期にわたって仕事をもらえるチャンスも出てくるでしょう。
まとめ:記事LPが作れるクリエイターになろう!
今回は『記事LP』について、一般的なLPとの違いやメリットをご紹介しました。
記事LPと相性の良い小規模ビジネスの起業家・経営者をクライアントにするオンラインビジネスクリエイターにとって、この記事LPを理解して、制作対応ができることが大きな強みになってきます。
しかも記事LPの場合は、文章の読みやすさ、コンテンツの見やすさが重視されるので、デザインなどの専門性やセンスは関係ありません。
オンラインビジネスクリエイターとして、記事LPに特化した制作を極めてみませんか?