商品やサービスをつくってオンライン上で販売する上で必要になるのが、ランディングページ(LP)。商品紹介ページや商品販売ページとも呼ばれています。
オンラインビジネスクリエイターのお仕事をする上でも『ランディングページ制作スキル』というのは非常に重要なスキルになっています。
…とは言っても、ランディングページを制作する時に0からデザインを作ったり、コーディングしたりするのは大変。オンラインビジネスクリエイターはデザイナーやエンジニアのように0から制作する必要はありません。
今は便利なツール(システム)とテンプレートを上手く使えば、誰でもLPが作成できる時代。その中でもクリエイター側もクライアント側も、いじりやすい・使いやすいおすすめのLP制作ツールを5つご紹介します。
無料で使えるおすすめツール【固定費を抑えたいクライアント向け】
- LP特化!まずは1ページだけ制作なら『ペライチ』
- テンプレ豊富!デザイン性を意識するなら『Canva』
- オシャレでプロ級のLP制作なら『Studio』
ワードプレスを使ってみよう!【しっかりビジネス構築向け】
- テンプレ充実&高機能!『ワードプレス+Colorful』
- カスタマイズ自由自在!『ワードプレス+Elementor』
それでは、順番に見ていきましょう。
無料で使えるおすすめツール
まずはLP制作におすすめの無料ツールからご紹介します。今回紹介する3つはオンラインビジネスクリエイターとして使えるようになっておくと、需要がありそうだなと感じたものです。
今回紹介した3つ以外にも、Wix、Jimdoなどの有名どころがあるのですが、Wixは無料プランの広告が目立つのとページが重くなりがちなところ、Jimdoは無料プランだと容量が500MGとかなり制限されているのが気になったので、今回はリストから外しました。
LP制作特化!まずは1ページだけ公開なら『ペライチ』
- 月額費用:無料プランあり
- テンプレート:約30種類
- 公開可能ページ:無料プランでは1ページのみ
- 難易度:★★☆☆☆
- カスタマイズ性:★★☆☆☆
ランディングページ作成といえば「ペライチ」と言われるほど、有名なサービスですね。ランディングページに適したテンプレートが豊富で、クリエイターとして制作を代行することもできるし、作り方を教えてクライアントに作成してもらうかたちでもサービス提供がしやすいです。
注意点として、無料プランの場合は、公開できるページが1ページしかないので、複数の商品やサービスがあって、同時に複数ページを公開したい場合は、有料プラン(月額約1,500円〜)の契約が必要。
ただし、有料プランにしたとしても、公開できるページには上限があるので、複数のLPを作成しておいて、公開期間をズラしたりする対応が必要です。
イベント用のLPや、期間限定募集のLPの制作におすすめです。
テンプレ豊富!デザイン性を意識するなら『Canva』
- 月額費用:無料プランあり
- テンプレート:80万種類以上(!)
- 公開可能ページ:無料ドメインで何ページでも公開可能
- 難易度:★★★☆☆
- カスタマイズ性:★★★★☆
デザイン作成ツールとしても非常に有名な「Canva」でランディングページやホームページも作成&公開ができるようになりました。
Canvaのすごいところはなんといってもテンプレートの豊富さ。LP用の無料テンプレートだけでも80万種類異常はあるみたいです。(むしろ多すぎて選ぶのが大変!)
Canvaは元々デザイン作成ツールとしてアカウントを持っている方が多いので、LP制作のためにわざわざアカウントを登録しなくても、既存のアカウントでデザイン制作ができるのがありがたいですね。
デザインの共有ができるので、クリエイター側で制作したLPのデータを共有すれば、クライアントのアカウントにわざわざログインしなくても、LP制作が可能です。
スマホ表示でも自動的にキレイに表示されるのもありがたいポイントです。
オシャレでプロ級のLP制作なら『Studio』
- 月額費用:無料プランあり
- テンプレート:24種類
- 公開可能ページ:無料ドメインで何ページでも公開可能
- 難易度:★★★★☆
- カスタマイズ性:★★★★☆
無料プランで作れるホームページ・ランディングページ作成サービスの中でも、圧倒的にオシャレで本格的なサイトが作れると評判なのが『Studio(スタジオ)』です。
「ペライチ」や「Canva」に比べて、LP専用のテンプレートがなく、ホームページと合わせたテンプレート数にはなりますが、それでもLPの大枠のデザインは一瞬で作成できます。
無料ドメインですが、複数ページを公開できるので、ホームページとLPを同時に制作することも可能です。
注意点としては、Studioでは月間のPV数に上限が設けられており、無料プランの場合は月10,000PV(10,000回ページが表示されるということ)を越えてしまうと、サイトの閲覧ができなくなったり、利用停止になることがあります。
規模が小さいうちはいいですが、多くの人にサイトを見てもらいたいと思うのなら、プランをアップグレードする必要があり、おすすめされているプランは月額約2,500円ほどになるので、Studioで有料プランにするなら、下記でお伝えする『ワードプレス』を使った方がコスパは良いように感じます。
ワードプレスを使ってみよう
有名どころの『ワードプレス』。オンラインビジネスクリエイターとして『ワードプレス』を使えるようになることで、ランディングページだけでなく、ホームページやブログ制作ツールとしてもお仕事を受けられるようになります。
ちなみにワードプレスを使うためには、まず独自ドメイン(オリジナル住所のようなもの)とレンタルサーバー (インターネット上に借りる土地)を別途契約する必要があり、月額費用も1,200円ほどかかります。
このサーバー・ドメイン契約と、月額費用発生の点から、ワードプレス導入はハードルが高いというイメージを持っている人が多いのも事実ですが、本格的にビジネスを展開していくなら、自分でしっかりとサーバー・ドメインを契約してインターネット上の拠点を構築するという意味で、無料ツールよりも圧倒的にワードプレスの活用がおすすめです。
テンプレ充実&高機能!『ワードプレス+Colorful』
- 月額費用:約1,000円
- テーマ購入費用:約10,000円(買い切り)
- テンプレート:100種類以上
- 公開可能ページ:独自ドメインで何ページでも公開可能
- 難易度:★★★★☆
- カスタマイズ性:★★★☆☆
ワードプレスを使ってLPを作る上で、さらに強力なテンプレートツールとして有名なのが『Colorful』という有料テーマです。
LP作成に特化したテンプレートが豊富で、上で紹介した『ペライチ』と似ている使用感で簡単にLPの大枠を作成することができます。
機能もサポートも充実していますが、やはり買い切りで10,000円ほどかかってしまうのが難点。ある程度、費用をかけてもデザインの手間を省きたいという方におすすめです。
カスタマイズ自由自在!『ワードプレス+Elementor』
- 月額費用:約1,000円
- テンプレート:1から作成
- 公開可能ページ:独自ドメインで何ページでも公開可能
- 難易度:★★★★★
- カスタマイズ性:★★★★★
ワードプレスのシステムの中に『Elementor(エレメンター)』という無料のプラグイン (拡張機能)があり、この『Elementor』を使うことで、視覚的にわかりやすくLP制作を行うことができます。
元々用意されたテンプレートはない(あるけどシンプルなものしかない)ので、基本的には1からデザインを作っていく必要がありますが、シンプルで見やすいLPを作るのであれば、『Elementor』は非常に多機能かつ高性能で、クリエイターとしては使い甲斐のあるツールと言えるでしょう。
まとめ
今回の記事では、クリエイター側もクライアント側も、いじりやすい・使いやすいおすすめのLP制作ツールを5つご紹介しました。
無料で使えるおすすめツール【固定費を抑えたいクライアント向け】
- LP特化!まずは1ページだけ制作なら『ペライチ』
- テンプレ豊富!デザイン性を意識するなら『Canva』
- オシャレでプロ級のLP制作なら『Studio』
ワードプレスを使ってみよう!【しっかりビジネス構築向け】
- テンプレ充実&高機能!『ワードプレス+Colorful』
- カスタマイズ自由自在!『ワードプレス+Elementor』
ちなみに私は今回紹介した5つのツール全てを使ってLP制作のお仕事を請け負っていますが、基本的にワードプレスの制作案件が中心で、単価も高いので、クリエイターとしてはワードプレスを使えるようになることが重要かと思います。
無料ツールは、クライアントに作り方を教える講座やレクチャー形式で使うことが多いです。